採用動画コラム
採用動画をYouTubeで配信!メリットやデメリットなどを紹介
2024.10.28

YouTubeを活用した採用動画が急速に注目を集めています。株式会社moovyが実施した「採用動画のトレンドに関する実態調査」によると、採用動画を閲覧した場所は「会社説明会・イベント(40.7%)」「採用サイト(34.3%)」と続き、「YouTube(30.0%)」は3番目に多い結果となりました。
この結果からも採用動画の拡散においてYouTubeが高い存在感を放ち、重要な役割を果たしていることが伺えます。そこで本記事では、YouTubeでの採用動画配信に関するメリットやデメリットを紹介します。
<出典>
採用動画のトレンドに関する実態調査(株式会社moovy)
INDEX
YouTubeで採用動画を配信!どんなメリットがある?
採用動画をYouTubeで配信する際、そのメリットとデメリットを理解して運用することが成功への鍵となります。メリットとデメリットを理解しないまま運用をすると、コストだけがかかって失敗に終わるケースも。まずは採用動画を配信するメリットから見ていきましょう。
▶関連記事:採用動画には会社紹介のYouTubeショート動画が有効
【YouTube配信のメリット1】企業のビジョンや働くイメージを効果的に伝えられる
動画は情報を視覚と聴覚を通じて直感的に伝えられるため、企業の理念やビジョンをより強く訴求できます。たとえば、経営者や社員へのインタビューや実際に働いている様子、企業理念や文化の紹介など、企業の様子が伝わるコンテンツは、視聴者に深い印象を与えます。
また学生自身が働くイメージを持ちやすくし、入社意欲を高める効果も期待できることでしょう。採用動画をYouTubeで配信することは、学生に対して自社の価値観や雰囲気をダイレクトに伝えるというメリットがあるのです。
【YouTube配信のメリット2】多くの就活生にリーチ&ブランディング効果
YouTubeは世界で最も利用者が多い動画プラットフォームのひとつ。そのため、企業の採用動画をYouTubeで配信することで、より多くの潜在的な就活生にアプローチすることが可能です。
動画は簡単にシェアできるため、自然に拡散されるほか、実際に視聴した就活生や、大学の就活担当者などが周囲に動画を紹介することによって、さらに多くの人にリーチする機会が増えます。
また、学生だけではなく多くの人の目に触れることで企業の認知度が上がり、ブランディングも期待できます。YouTubeで採用動画を公開するメリットは、採用以外の面にも波及するのです。
【YouTube配信のメリット3】ミスマッチを減らせる
採用動画をYouTubeで配信することにより、学生とのミスマッチを減らせることも大きなメリットのひとつ。入社後に「こんなはずではなかった」と早期退職してしまうケースはもちろん、入社前の内定辞退などは、こうしたミスマッチから発生するケースが多く見られます。
企業の情報を目に見える形で余すところなく伝えられる採用動画は、就活中の学生にとって企業を選ぶうえで重要な情報源。事前に採用動画で企業の雰囲気やビジョン、働く姿などを知っておくことで、ミスマッチを減らすことができます。
YouTubeでの採用動画配信によるデメリットもチェック
メリットもあれば、当然デメリットもあります。続いてはYouTubeで採用動画を配信するデメリットについても見ていきましょう。
【YouTube配信のデメリット1】即効性が低く中長期的な取り組みが必要
YouTube動画は、一度投稿すれば即座に応募者が増えるというわけではありません。視聴・拡散してもらい、情報を必要とする就活生のもとに届いてこそ、効果が発揮されるもの。そこに至るには、長い時間を要します。そのため企業のブランディングやファン層の構築も目的とした、中長期的な取り組みが必要になってきます。
また採用動画を1本作って公開して終わりではなく、定期的にコンテンツを投稿し、過去動画も含めて視聴されるようなチャンネル運営が重要です。そのため、即効性を求める場合は他の媒体との併用を考えると良いでしょう。
【YouTube配信のデメリット2】炎上やネガティブなコメントのリスク
YouTubeでのコンテンツ配信には、コメント欄を通じて視聴者からのフィードバックが公開されます。場合によっては批判的なコメントや誤解を招くような投稿があったり、いわゆる「炎上」という現象を招くケースも。
そうしたケースが発生すると、企業のイメージに悪影響を与える可能性が大いにあります。ときには長期間に渡る風評被害が発生してしまいかねません。こうした状況を回避するため、動画の配信時には炎上対策やコメント管理のルールを整備することが重要です。
【YouTube配信のデメリット3】動画制作にはコストと時間がかかる
採用動画の制作には、台本の作成、撮影、編集、テロップ入れなど多くの工程が必要です。これには当然コストと時間がかかり、他の採用活動に比べて負担が大きくなることがあります。
また、スケジュール調整をはじめ、撮影そのものの準備も含めると、工数も期間もかなりのものに。内製するか外部に依頼するかの判断も、慎重におこなう必要があります。
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採用動画が成功するYouTube採用チャンネルの特徴は?
採用動画で成功しているYouTubeの企業採用チャンネルには、以下のような共通点があります。
- ・台本に頼りすぎず、企業の「ありのままの姿」を見せている
- ・定期的に新しいコンテンツを提供している
作りこまれた動画は、就活中の学生に対して不自然な印象を与えかねません。むしろフラットで自然体な社員の姿を見せることで、信頼感を醸成します。また、動画の更新頻度も重要です。定期的に新しいコンテンツを提供し、チャンネルの継続的な運営が行われていることが、就活生に対して企業の活力を示す要因となります。
YouTubeでの採用動画配信を効果的に利用したい!
採用動画に代表されるように、YouTubeを活用した企業の採用活動は今後ますます広がることが予想されます。コロナ禍以降、企業と就活生の間で非対面コミュニケーションの重要性が増加。動画を通じて企業のありのままの姿を伝える手法は、より効果的なものとなっています。
YouTubeを使い、企業の魅力を伝える採用動画を効果的に配信していくことは、今後の採用戦略において重要な位置づけとなることでしょう。早期にこの流れに対応した企業が、他社との差別化を図り、有利な採用活動を展開できるのではないでしょうか。
執筆者
リクムビ 動画プロデューサー
採用コンサルタント(認定番号 DCA240110号)
田中政和