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採用動画コラム

採用動画の字幕・テロップの入れ方|音を出さずに見られる前提で作る5つのルール

2026.9.11

オフィスで打ち合わせをする若手社員たち

「せっかく作った採用動画なのに、SNSでは最初の数秒で流されてしまう」。そんなときに見直していただきたいのが、字幕とテロップです。通学や通勤の電車の中、休み時間やアルバイトの休憩中など、求職者がスマートフォンで動画を見る場面の多くは、音を出しにくい場所です。音が聞こえなくても内容が分かる動画になっているかどうかで、最後まで見てもらえるかが大きく変わります。この記事では、字幕とテロップの違いから、読みやすくする5つのルール、入れる手順と確認のコツまでをご紹介します。

字幕とテロップは役割が違います

同じ「画面に出る文字」でも、字幕とテロップは役割が異なります。

  • 字幕:話している言葉を文字にしたものです。音が聞こえなくても、話の中身を追えるようにするために入れます。
  • テロップ:名前や部署、場所、強調したいひと言など、話を補って理解を助ける文字です。「入社3年目・営業部」といった肩書きや、「ここがポイント」のような見出しがこれにあたります。

採用動画では両方を使うことが多いのですが、どちらも同じ大きさ・同じ位置に出すと、どれが話でどれが補足なのかが分かりにくくなります。字幕は画面の下に決まった形で、テロップは内容に合わせて位置や色を変える、というように見た目で区別しておくと、見る人が迷いません。

なぜ「音を出さずに見られる前提」で作るのか

いちばんの理由は、先ほどお伝えした視聴の場面です。周りに人がいる場所で、音声だけで話が進む動画を見せられても、中身が伝わらないまま次の動画へ送られてしまいます。字幕があれば、音を消したままでも「この会社は何をしていて、どんな人が働いているのか」を受け取ってもらえます。

もう一つの理由は、耳の聞こえ方にかかわらず、同じ情報を届けられることです。字幕のある動画は、それだけで多くの人に開かれた会社であることを示すことにもつながります。

さらに、社員インタビューでは、話し方のくせや現場の物音で聞き取りにくい箇所がどうしても出てきます。字幕は、その聞き取りにくさを補う役割も果たしてくれます。

読みやすい字幕・テロップの5つのルール

1. 1行は短く、読み切れる長さだけ表示する

1枚の字幕に言葉を詰め込みすぎると、読み終わる前に次へ切り替わってしまいます。映像の字幕では「1秒あたり4文字程度」がよく目安にされます。縦型のショート動画は横幅が狭いので、1行はおよそ十数文字まで、多くても2行にとどめると読みやすくなります。文の途中で切るときは、「が」「を」「に」の後など、意味のまとまりで区切るのがコツです。

2. 文字は大きく、太めの書体で

スマートフォンの小さな画面で読まれることを前提にします。パソコンの編集画面でちょうどよく見える大きさは、スマートフォンでは小さすぎることがよくあります。細い書体より、太めのゴシック体のほうがひと目で読みやすくなります。書き出したら、必ず一度スマートフォンで再生して確かめましょう。

3. 背景に負けない色と縁取りを

白い壁の前の白い文字や、明るい屋外での薄い色の文字は、ほとんど読めません。白い文字に黒い縁取りをつける、文字の後ろに半透明の帯を敷くといった工夫で、どんな背景でも読める状態にしておきます。会社のイメージカラーを使うのも良いのですが、優先すべきは読みやすさです。

4. SNSでは画面の下と右端を空けておく

縦型のショート動画では、画面の下のほうに投稿の説明文やアカウント名が、右側に「いいね」などのボタンが重なって表示されます。字幕をいちばん下に置くと、これらに隠れてしまいます。縦型の場合は下の端から少し上げた位置に置き、右端にも余白をとっておきましょう。同じ動画を採用サイトにも載せるなら、両方の画面で確認しておくと安心です。

5. 話し言葉は意味を変えずに整える

字幕は話した言葉のままが基本ですが、「えー」「あのー」といった言いよどみや、同じ言葉の繰り返しまで全部文字にすると、かえって読みにくくなります。意味を変えない範囲で整えるのがコツです。ただ、その人らしさは言い回しや口ぐせに表れることも多いので、整えすぎて誰が話しても同じ文章にならないよう気をつけてください。仕上がった字幕は、公開前に出演した社員の方にも見ていただくと安心です。

字幕を入れる手順と、確認のコツ

今は、動画編集アプリやSNSの投稿画面に、話した言葉を自動で文字に起こす機能が備わっていることが多く、以前よりずっと手軽に字幕を付けられるようになりました。社内で作る場合も、次の流れで進めると効率よく仕上がります。

  1. 自動の文字起こしで、字幕の下書きを作る
  2. 誤変換を直し、言いよどみを整える
  3. 1枚あたりの文字数と、切り替えの位置を調整する
  4. 名前や肩書きなどのテロップを足す
  5. スマートフォンで音を消して、最初から最後まで見る

特に気をつけたいのが、2の誤変換です。社名や商品名、部署名、業界の専門用語は、自動の文字起こしで間違えやすい言葉の代表です。会社の名前が間違ったまま公開されると、それだけで信頼を損ねかねません。社内でよく使う言葉を一覧にしておき、毎回照らし合わせると見落としが減ります。

最後の5は、ぜひ習慣にしてください。音を消してスマートフォンで見たときに話の筋が追えるかどうかが、ここまでのルールがきちんと守れているかの答え合わせになります。

テロップは「全部」ではなく「ここぞ」に使う

テロップは便利ですが、入れすぎると画面がにぎやかになり、かえって大事な部分が埋もれてしまいます。採用動画で効果が出やすいのは、次のような場面です。

  • 出演者の名前・部署・入社年次:誰が話しているのかが、ひと目で分かります。
  • インタビューの質問:「入社の決め手は?」などと文字で出すと、話の流れがつかみやすくなります。
  • 冒頭のひと言:SNSの縦型では、最初の数秒で何の動画かを文字で示すと、続きを見てもらいやすくなります。
  • 数字や制度の名前:耳で聞くと流れてしまいやすい情報を、目に残せます。

字幕とテロップの書式を一度決めたら、シリーズを通して同じ形で使い続けることも大切です。本数が増えても「この会社の動画だ」と分かる統一感が生まれます。

リクムビでは、採用動画の制作時に、字幕とテロップの書式づくりまで含めてご提案しています。社内のスマートフォンで撮影・編集していくご予定の企業には、文字の大きさ・色・位置などをまとめたルールをお渡しし、2本目以降も社内で同じ品質を保てるようお手伝いしています。会社説明会などをライブ配信した場合も、その録画を字幕付きの短い動画に切り出して、SNSで生かす形をご提案できます。

まとめ

採用動画を見る人の多くは、スマートフォンで、音を出しにくい場所にいます。字幕は話の中身を、テロップは誰が何を伝えているのかを、音がなくても届けるための道具です。1行は短く読み切れる長さで、文字は大きく太く、背景に負けない縁取りを。縦型では画面の下と右端を避けて置き、話し言葉は意味を変えずに整えます。自動の文字起こしを下書きに使い、社名や専門用語の誤変換を必ず直したうえで、最後に音を消してスマートフォンで見る。このひと手間で、せっかくの動画が最後まで届くようになります。

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